もちろん、ちゃんと現実でお参りすると、頭だけでなく体にも心にも御利益を頂けます。
駐車場から
約百段の石段をのぼると
仏師、松久朋琳・宗琳の手による仁王像をおさめた山門があります。
掛かっている大梵鐘は朝6時から18時まで
突くことができます。
梵鐘はこの時間で。
山門の額には
「金巖」きんがん
とあります。
巖は巌でも通じるでしょうか。
厳とは違います。
理由は縁起を参照です。
先に手水でお清めいたしましょう。
右手、左手、口。
おっと、うがいをするためではないですよ。
手や口を清めることが身体を清めることにつながるのです。
そして、身体を清めることは、
心を清めることにつながっていきます。
本堂は一番奥になっていますので、
ひとまずは進んでいきましょう。
本堂の建っている場所は
標高812m、大洲市と八幡浜市のちょうど
境界の上になっています。
この写真は通常ご覧になる側とは反対です。
ご本尊は千手観世音菩薩
御真言:おん ばざら たらま きりく
外回りをぐるっと回っても御利益を頂けます。
大師堂へ移動しましょう。
昭和62年に改築された大師堂です。
御真言はこの場合御宝号(ごほうごう)といいます。
御宝号 南無大師遍照金剛
こちらには七福神の寿老尊もおいでです。
御真言 おん ばざら ゆせい そわか
開山道教法師を導いた、
鹿の銅像があります。
仏教とも
お釈迦様の国、インドとも、
そして出石寺とも御縁の深い
牛。
昔はお寺で飼っていたこともありますが、
感謝してもしきれないのでございます。
昭和の大火からの復興を記念して
篤信の皆様から頂いた一万巻の写経(現在も増加中)、インド政府から頂いたお釈迦様の石像が納められています。
復興塔の南東には大洲盆地を見渡せる場所があります。ここから初日の出や雲海を見ることができます。
護摩堂には金巌不動さまがいらっしゃいます。素通りせずにお参り致しましょう。
もっとも、最初にこちらをお参りして、
大師堂、本堂へと上がって行かれる方も多いですね。どちらも良いですね。
ここでは朝夕の勤行(朝には護摩を修法します)の他、各種祈願のご祈祷を行います。
巡拝のお方はこちらで御朱印・お納経を頂きましょう。
お御影を焦ってパッと挟むと下に落としてしまったりするので気をつけましょう。
各種御守りもありますからどうぞ。
一応通常は
納経所 7:00~17:00
祈祷・そのほか、可能ならばこの範囲内に一度お問い合わせください。
玄関といいながら真ん中に鎮座されますのは、樹齢千年ともいわれる杉の大木の一部で
一説には弘法大師お手杖が根を生やした物だとも伝わります。
…そうすると樹齢は千二百を越えちゃうんですが。いいカタチですね~
ひとしきりお参りもしておなかが減ったならば、茶堂で一休み。
お土産を見るもよし、うどんを食べて腹ごしらえもよし。コーヒーやお茶もありますよ。
現在、土日・祝日の営業となっておりますが、都合により土日祝でも休みの場合がございます。
お参りおつかれさまでした。
インターネットだ写真だからと、ばかにしてはいけません。
心の糸を、心のパイプをつなげば思いは通じます。
ただ、実地で手を合わせる方がより確実だということです。
写真は山門横にいらっしゃいますお地蔵様、
善めい(ぜんめい) さんの『じぞっ子』様です。
かわいいですよね!